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「ついてくれば分かる。」

そして、手を繋いでくれた。

映画館を出て、結構な距離を歩いたところには、デパートがあった。

「着いたぞ。」


「わぁぁぁ~可愛い~」

ぬいぐるみがたくさんだ~!!

「お前見てると飽きねーな」

「だよね~!私も飽きない~!だって超可愛いじゃん!とくにこのふわふわのベアちゃん!」

「お前の事だよww」

「え?何か言った?」

「いや、別に。」

「きゃぁぁ~こっちのも可愛い~」

「おい、ちょっと待てよ。ははww」


そして、いつの間にか、私は直樹の事を完全に忘れていた。

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