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「わざとじゃないよ~。」

「ちょっと間違えちゃったんだよ」

弘樹の言い訳wwww

「はいはい。」

「美咲が信じてない~。うぇぇぇ~ん」

由紀が泣きだしちゃった。

「ごめんごめん。由紀、泣かないで。」

私は由紀の頭をポンポンと撫でてあげた。それは、お父さんが私を捨てる前、最後に私にやってくれたこと。

「私と違って由紀は泣き虫だね」

私は捨てられた7歳の誕生日以来、涙を出すことがなくなった。

なくなったの言うよりも、私はもう泣けないと思っていた。

それはその日、一晩中泣いちゃったからだ。お姉さんがついてくれて安心したのか、あんなに泣いたのは初めてだった。
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