惚れたのはナルシスト
ナルシスト
それは突然の出会いだった。
「あーっ、そこのお姉さん!!」
そこらへんに居る若い女性が振り返っていく。
その中の1人にアタシも居た。
「お姉さん、コレ落としましたよ?」
アタシに差し出されたお気に入りのハンカチ。
「あ、ありが・・・」
受け取ろうと男性の顔を見た瞬間、
胸に大きくドクンと鳴り響いた。
その人は美少年だった。
「あ、お姉さん今・・・」