惚れたのはナルシスト


「は、はい・・・?」



話しかけてきたのは派手な・・髪を、顔、いや、化粧、格好をした女の子。



「アタシ、オダ ミホ。
こー書いてオダ ミホね?」


近くにあった紙に小田 美穂(おだ みほ)と書いてくれた。


「ハルノさんだっけ?名前なんて言うの?字は?」

「春野 真白です!春夏秋冬の春に野原の野で、
真っ白って書いて真白です!!」

「へぇ?タメなんだし敬語いらないよ?」

「あ、そっか。」

「アタシのことは美穂って呼んで?
真白って呼んでもいい??」

「あ、うん・・・。」


なに、この展開・・・。


「じゃ、今日から友達ねー♪」

「う、うん・・・!!」


なんだ、アイツの言ってたこと・・・、


やっぱハッタリじゃん・・・。





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