惚れたのはナルシスト
次の日、アタシは1人で学校に来た。
ホントはアイツが迎えに来るって言ってたんだけど、
遠慮しておいた。
勿論簡単には聞いてくれなかったので、
代わりに1つ言う事を聞く約束をした。
「真白!おはよう!
・・・雪兎くんは、居ないんだ。」
あからさまにしょんぼりする美穂。
そんなに美穂に少し違和感を感じた。
「美穂・・・?」
「そうだ!真白さぁ、今日の放課後空いてる?」
「え?あ、確か空いてたはずだけど・・・?」
「じゃあさ、ショッピングしません~?」
「いっ、いいの?」
「いいに決まってんじゃん!アタシ達友達でしょ?」
「う、うん!!」
嬉しい!!
「真白ちゃん、おっはよー♪」
そんな中空気を読まず明るく入ってきたのが、ヤツだった。