惚れたのはナルシスト





アタシはあれから何故か風邪をひいてしまったらしく、

転校初日は休んでしまった。



だから2日目から学校に来ているわけで。







「ハルノさん、入ってきて」

ドキドキ。

「・・・ハルノさん?」

異常なまでに心臓が・・・、もう死にそう・・・。


「ハールーノーさん!?」

あぁ・・・、もう、なんて言おう?


「ハルノ、今なら先生まだ怒らないわよ?」


友達できるかなぁ・・・。


「ハルノ!!いい加減にしなさい!!」

「へっ!?あ、はい!!?」

現実に戻ってくれば鬼の顔した女性がアタシの目の前に居た。


「ほら!行くわよ!!?」

「え?あ、はい・・・?」


とにかく怒られてしまった。






< 4 / 55 >

この作品をシェア

pagetop