惚れたのはナルシスト
アタシはあれから何故か風邪をひいてしまったらしく、
転校初日は休んでしまった。
だから2日目から学校に来ているわけで。
「ハルノさん、入ってきて」
ドキドキ。
「・・・ハルノさん?」
異常なまでに心臓が・・・、もう死にそう・・・。
「ハールーノーさん!?」
あぁ・・・、もう、なんて言おう?
「ハルノ、今なら先生まだ怒らないわよ?」
友達できるかなぁ・・・。
「ハルノ!!いい加減にしなさい!!」
「へっ!?あ、はい!!?」
現実に戻ってくれば鬼の顔した女性がアタシの目の前に居た。
「ほら!行くわよ!!?」
「え?あ、はい・・・?」
とにかく怒られてしまった。