キミの席
幼なじみは~


「はぁ~やっと5時間目終わったぁ」

あたし、森井美里
高校2年生なんだ♪

「浮かれるのはまだ早いわよ、まだ6時間目あるじゃない」

うっ…忘れてたぁあ

「あら?もしかして図星?美里は嘘つけないもんね(笑)」

この子は、天野翠
相変わらずカンが鋭い

「天野に同感。俺もそう思うぜもう少し嘘つくの上手くなれよな」

グサッ…あたしの小さいハートに矢が突き刺さった。

「しょうがないわよ海斗、美里は小学生の時から嘘つくの苦手だったもんね?」

「あぁ…そうだったな。いつも顔に出ちゃうもんな(笑)」

グサッグサッ…今度は2本も矢が突き刺さった。(泣)

コイツ、藤野海斗
めちゃくちゃ性格悪いんだけど、学年一のイケメン…

そんないじられキャラのあたしが片思い中なのが…そう海斗

自分でも海斗の何処を好きになったのか分からない。

でも、ものごころ着いた時には、もう海斗が好きだった。
///

でも誰にも海斗が好きと打ち明けていない…親友の翠にも。

あたしは思わず俯いた。あたしの赤くなった顔を見られたくなかったから///


キーンコーンカーンコーン

ナイスタイミング☆

あたしの席の周りに居た2人は自分の席へと歩いて行った。

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