華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
守りたい、ねぇ……
はっきり言って必要ないと思う。
逆にこの人たちがいたら動きづらい。
「いいって。ホントに…。」
バンッ!!!!!!!!
え?
私が断っていると、李玖がテーブルを叩いた。
何…………?
どうしたのかしら?
そういえば、珍しく李玖がしゃべってなかった。
「どうしたの?」
私は李玖の方を向いて、聞いた。
私の隣では楓が目を見開いて李玖を見ている。
「侑希は…何もしらないからそんなことが言えんだよ………。」
李玖は辛そうに…
震える声で言った。