華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




上を向いて目元にタオルを乗せるエリカ。


楓はそれをじっと見ていた。




「治る…?」



楓は不安そうに尋ねた。




「さぁね…
楓、どうする?一生あたしの顔がこんなだったら…」





エリカの表情は分からなかったが、楓はそれを聞いてもっと不安になった。




「やだ…エリカじゃないもん…
エリカ、頑張って治して!!」


「あはは、楓ったら〜
大丈夫だよ、治るからね。」




エリカは、ふふふっと笑って答えた。






< 225 / 417 >

この作品をシェア

pagetop