華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




「あと何がいるのかな…。」



二人はデパートにきて、学校に必要なものを買っていた。


さっきの電話でエリカがいるものを聞いていたのだ。




「何かある、楓?」



エリカが尋ねると、


「…ランドセル……―」



「ああ!!そっか!!ないからわかんなかった。
今は入学シーズンじゃないからな〜ないねぇ…」




ぐるっと見渡してもランドセル売場はない。


今の季節は冬のため、せめてあと一ヶ月は待たなければいけないだろう。




「出てきたらまた買いに来よう?ね?」



エリカがそういうと楓は「うん。」と答えた。





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