華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
その日は午前中で学校が終わり、楓は家に帰った。
家に帰るとキッチンからいい匂いがした。
「ただいま!」
「あ、おかえり、楓!!」
キッチンにはエリカが立っていて、何かを作っていた。
「お昼作ってるからさ、楓は手を洗っておいで?」
エリカにそう言われ、楓は手を洗ってからテーブルについた。
「はい。」
エリカは、ホカホカと湯気を上げるオムレツを楓の前におく。
自分はコーヒーをいれて、椅子に座っていた。