華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
テストも無事済んで、普通のある日。
四人は蓮の家に行くべく、そろって歩いていた。
嘉が珍しく夜も大丈夫だというので、その時は夜の公園に入って話しをしていた。
すると。
「ん〜?中坊がこんな夜になにやってんだぁ〜?」
聞いたことのない、声がした。
「恋の相談かぁ〜?俺様が聞いてやろうかぁ?」
男は、ダラダラと歩いてくる。
「うっせぇな〜。
オッサンは黙ってろよ。」
そう言うのは李玖。
「ぁぁん?オッサンだと〜?」
男は少し声を低くして近付いてくる。