華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
そして中二のとき。
陽斗たちの代が引退し、二代目へと継がれた。
二代目幹部は
総長 赤谷夏紀-アカタニナツキ
幹部 山田蒼-ヤマダアオ-
水谷賢司-ミズタニケンジ-
森遥-モリハルカ-
木原裕志-キハラユウシ-
の五人。
どの人も優しく、思いやりに溢れた強い人だった。
楓たち四人はまだ中二ということもあって、周りの年上の人に可愛がられた。
特に、楓。
可愛らしい容姿は、男女問わず惹かれる。
「楓、バイクの後ろ乗るか?」
「やったぁ!乗る乗る!!」
こんな会話は日常茶飯事。
城の中でバイクをふかすこともあった。
こうして毎日楽しい日々を過ごした。
楓はエリカのことを忘れることはなかったが、過去の事だと割り切れるようになっていた。