月光御伽


そんな平穏な空気も
一時でしかない。

周りの生徒達はいつもの様に
遠巻きに私と匠を見る。
いつもと違ったのは
窓から私を見下ろす
葉月達がいなかったこと。


匠がいることで安心していた私は
その事に気付かなかった…。



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