cross-----桜色の時間軸。
6.男
ーーーーーーーーーーーーーー
「大丈夫ですか?お怪我は?」
私を見つめている銀色のクリク
リとした大きな瞳の持ち主がそ
う尋ねてきた。
「浮宮からイロイロ聞いており
ます。さぁこちらへ」
私が彼女に付いていこうとした
時だった。
『バタンっ!』
門が開き浮宮さんが姿を現した
。
「浮宮さん!!」
彼は頬についた返り血を手で拭
うと
「すまない。変な物を見せてし
まったな」
と呟いた。
門から入ってくるときに私は浮
宮さんの変化を見逃さなかった
。
黒く艶やかな髪の色が、金色に
変化して青く澄んだ瞳が、真っ
赤な炎のようになっていたこと
を。
「ぃぇ。無事で何よりです」
「あぁ。ありがとう」
彼は優しい笑みを向けてきた。
「お2人とも、若様がお待ちで
ございます。」
彼女の瞳がキリっと光る。
「そういえば・・私は『田子
之 了』(タゴノ・リョウ)と
申します。以後お見知りおきを
」
「了さんですか^^男のような
名ですね^^」
「「ぇ?」」
前を歩いていた2人が振り返る。
「ぇ?私何かいけないことでも
!?」
「千代さん・・了は男です」
「ぇ。えぇぇぇぇぇ!!!」
「アハハっ!千代さん面白いで
すね^^気に入りました!」
「私!ホントすみませんッ!!
でも、私より綺麗なのに!」
「アナタは可愛らしいのがいい
んですよ^^」
ボソボソっと耳元で呟かれた浮
宮さんの声に背筋がゾクっとす
る。
「うっ浮宮さんっ///!!」
「ははっ。早く行こうか」
「もうー!!」
「そんなに急がせるな浮宮^^
」
「若様を待たせてはいかんだろ
う^^」
「まぁそうだな」
これから
平和な生活が始まる事を私は、
望んだ。
「大丈夫ですか?お怪我は?」
私を見つめている銀色のクリク
リとした大きな瞳の持ち主がそ
う尋ねてきた。
「浮宮からイロイロ聞いており
ます。さぁこちらへ」
私が彼女に付いていこうとした
時だった。
『バタンっ!』
門が開き浮宮さんが姿を現した
。
「浮宮さん!!」
彼は頬についた返り血を手で拭
うと
「すまない。変な物を見せてし
まったな」
と呟いた。
門から入ってくるときに私は浮
宮さんの変化を見逃さなかった
。
黒く艶やかな髪の色が、金色に
変化して青く澄んだ瞳が、真っ
赤な炎のようになっていたこと
を。
「ぃぇ。無事で何よりです」
「あぁ。ありがとう」
彼は優しい笑みを向けてきた。
「お2人とも、若様がお待ちで
ございます。」
彼女の瞳がキリっと光る。
「そういえば・・私は『田子
之 了』(タゴノ・リョウ)と
申します。以後お見知りおきを
」
「了さんですか^^男のような
名ですね^^」
「「ぇ?」」
前を歩いていた2人が振り返る。
「ぇ?私何かいけないことでも
!?」
「千代さん・・了は男です」
「ぇ。えぇぇぇぇぇ!!!」
「アハハっ!千代さん面白いで
すね^^気に入りました!」
「私!ホントすみませんッ!!
でも、私より綺麗なのに!」
「アナタは可愛らしいのがいい
んですよ^^」
ボソボソっと耳元で呟かれた浮
宮さんの声に背筋がゾクっとす
る。
「うっ浮宮さんっ///!!」
「ははっ。早く行こうか」
「もうー!!」
「そんなに急がせるな浮宮^^
」
「若様を待たせてはいかんだろ
う^^」
「まぁそうだな」
これから
平和な生活が始まる事を私は、
望んだ。