「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
帰って…放っておいて…あたしのことなんか放っておいて…
そう繰り返し呟いた。
だけど…
「できない。君を放っておくことなんて…悪いけどできない」
そう言った彼は再びあたしを力強く抱きしめた。
「放して!!」
「イヤだ」
「放してよ!!あたしに触れないで!!」
違う…本当はもっと抱きしめてほしい。壊れるぐらいにもっと…ギュッと抱きしめてほしい。
ずっとこの手を求めてた…。ずっと…あなたに抱きしめられたかった…。