「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
膝を抱えたまま、そのまま床に転がった。
冷たい床に体温が奪われていくようだ。
朝から何も食べていない胃袋が時折何かを吸収しようとあげていた音も、今はすっかり静まり返っている。
このまま何も食べずに静かにこの世から消えたい。
いつしかそんな感情が芽生え始めていた。
そんな時…
ピンポーンと、静寂を打ち消すようにインターホンが鳴り響いた。
誰だ…?
一度無視したインターホン。再び鳴り響いた。