「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
「ずっと…そうやって生きてきたの?」
茜が悲しげな瞳で聞いた。
無理はないか…茜には、負けたくない人がいることや皐月のことは、少ししか話してなかったからな…。
「あぁ…。だから、俺…勉強頑張って、赤坂さんと同じ大学いって、同じ会社に就職したんだ」
赤坂さん…。アンタに負けたくない一心で。俺は頑張った。
「そういう意味では、アンタに感謝するよ。赤坂さん。アンタがいてくれたから…俺はここまで頑張れたんだからな…」