「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

今朝、茜から早咲さんのことを聞いた時から感じていたことがあった。


うぅん。正確に言えば…茜があたしに早咲さんに気持ちをちゃんと伝えた方がいいと言った時のあの違和感からだ。


早咲さんのこと、全く興味なさそうに話してた茜が不意に見せた寂しげな瞳。


その瞳を見た時から感じてた。


もしかしたら茜が早咲さんのことを…好きなんじゃないかということを…。



「ねぇ…ヤッパリ…茜は早咲さんのことを好きなんじゃ…」


こんなに料理が短期間が上手くなったのも早咲さんに食べさせる為…だよね?



「あたしが?和利のことを好きかって?」


「うん」と頷くあたしに笑いながら「まさか」と応える茜。


「ないない。あたしと和利はただのセフレだよぅ…って…あっ…。正確に言えば…セフレ…だったって言った方が正しいかな…」


そう言って里芋を頬張る茜。


「えっ?セフレ…だったって…?」


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