「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
【沙織side】
「きみが…欲しいよー…」
切ないぐらいに囁かれた言葉に体中に電流が流れた気がした。
赤坂さんとキスをしていることでさえ、それが現実なのか夢なのかさえも分からない。
そんな時に囁かれた言葉は、それまで感じたことのない尋常じゃない胸の高鳴りと共に、初めて感じた感情に気付かされた。
それは…あたしも…彼が欲しいという気持ちー…。