「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
「いいって…田崎さんがか?」
「そうですよ。田崎沙織。彼女、なんていうかパッと見、大人しくて余り目立たないタイプの子だけど
なんか、真っ直ぐで頑張り屋で芯がしっかりしてるっていうか…」
遠くにいる田崎さんをポーと見惚れるような眼差しで見つめる早咲。
もしかして…コイツ…
「お前…田崎さんのこと…」
好きなのか?と言おうとしたら
「ウワッ!べ、別に!好きじゃないですよ!!好きじゃ!!」
自分で言って赤くなってる…。
「好き…なんだな…」
「えっ!?」
バレましたと顔を赤くする早咲にまぁ、頑張れよと右手をヒラヒラさせて商品整理に向かった。
俺には関係ないこと。仕事しよ。仕事。
そう思って商品整理を始めた。