「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
「あかねー…」
真っ赤に染まった目であたしを真っ直ぐ見つめる和利。
「和利…すきだよ…すき…あなたをー…あいしてるのー…」
「あかねー…」
和利の手があたしの伸びてきて頬に触れた。
2人ゆっくりと近づいて唇を重ねた。
刹那に割って入ってくる舌に自分も必死に応えた。
突然押し倒され見上げると、涙に濡れた瞳で乱暴に服を脱がす和利の首に腕を回した。
服を脱ぎ捨てて自分に覆い被さる背中にしがみつく。
馬鹿な女。
今もきっと和利は、あたし以外の人を求めてる。
だけどそれでもいい。和利がいつか忘れられるまで
「あっー…!」
「あかねー…!」
あたしはあなたと繋がっていたい。もうあなたから逃げたりしない。
だからいつか…あたしを見てー…あたしだけをー…愛してー…。