「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
少し強引なキスと、優しく髪を撫でる指先の感触に再び熱を帯びてくる体。
「あかさか…さん…きょう…しごと…」
ようやく少しだけ解放された口で胸一杯空気を吸い込みながら聞くと「きょうは午後から…」と耳元で囁かれた。
耳元に息がかかり、思わず身を捩る。
「沙織は…?」
逆に聞かれて「あたしも…午後からです」耳元を手で塞ぎながら応えると
唇が触れそうな距離で、口角をニッと上げて「よかった」と囁いた彼の唇が、再びあたしの唇を塞いだ。