「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
【和利side】
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「いらっしゃいませ」
何も変わらないこの日常の日々に戻れたのは、茜のおかげ。
そして…
「おい。早咲。お前、なにボーとしてるんだ?早くサッサと仕事しないか仕事!!」
「ウワッ!!赤坂さん!!驚かさないでくださいよ」
俺のことを、本当は殺したいぐらい憎かったはずなのに。以前と変わらない態度で接してくれる赤坂さんと
そんな俺達を遠くから見てクスクスッと微笑む田崎さんのおかげだ。
最低最悪な許されないことをした俺を、2人は二度と責めることはなかった。
それどころか、赤坂さんは、俺の部屋まで来て「辞めたら承知しねぇからな」と、それだけ言い残して帰っていったりもした。