「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「田崎さん!」


あたしの名前を呼んで、抱きついていた斉藤さんを放そうとする赤坂さん。


だけど、斉藤さんは赤坂さんにしがみついたまま一向に離れない。それどころか逆にギュッと抱きついているように見える。



ヤダ…。


心の中で真っ黒な感情が入り混じって、その光景を直視できなくなったあたしは、その場所から逃げるように立ち去った。



「田崎さん!待って!!」


赤坂さんの声を無視して走って逃げ出したんだ。




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