「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

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「かわいい」


2人で入ったヨーロピアン風の雑貨屋で一目惚れしたシルバーのハートにラインストーンが散りばめられたネックレス。


手に取り見つめていると


「貸して」



あたしの手から受け取ると「ちょっと待ってて」とそのままレジで会計をした誠さん。



戻ってくると後ろを向いてと言われて後ろを向くと、目の前にさっきのシルバーのネックレスのラインストーンがキラリと輝いた。



「これ…!?」


「プレゼント。きょうの初デートの記念だよ」


「いいの!?」


「もちろん。似合ってるよ」


ニカッと微笑むと、あたしの手を取りそのまま歩き出した。

顔を見上げると少し頬が赤い。


もしかして…照れてるのかな?


クスッと笑うと「なに?」って聞かれて「うぅん。なんでもない」と微笑んだ。


「ヘンな奴」


「ヘンじゃないよ」


そんな他愛のない会話さえ全てが幸せだったよ…。



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