「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
「本当に大丈夫なの!?なんか嫌がらせされなかった!?」
岩城さんから一番目を付けられたら、別れるまでネチネチと何か言われて大変だって聞いたこともあるから…。
「どうしようぉ…」
真っ青になっているあたしを優しく抱きしめる和利。
「大丈夫だって。そう言っただろう?それに、俺達には強い味方がついているよ」
ニカッと笑う和利は、あたしが意識を手放したあとのことを嬉しそうに教えてくれた。
「あの後、茜が気を失って、岩城さんから見られたあと、確かに色々言われて困ったけど…赤坂さんがね。助けてくれたんだ」
「赤坂さんが!?」
「そう。あと…田崎さんもね」
赤坂さんと沙織が…!?
「そう、2人がね、社内恋愛してもいいじゃないですかってね…」