「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「あ、あぁ。もう大丈夫?」


そう聞く俺に大丈夫ですと背筋をピンと伸ばして言い切った彼女の姿は


まるでこれ以上あたしに構わないで下さいと言っているようで



「そっかぁ…よかった」



俺達にお辞儀をして去っていく彼女の後ろ姿を無言で見送った。


そんな俺に「誠」と理沙が声をかける。


ゆっくりと理沙と向き合う。


絶対…何か言われる。そう思っていた…。



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