「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「誠。来週の木曜日…会えないかな?」


少し、俯きながら上目使いで見つめながら聞いてきた。


その瞳や、その仕草は、あの時…


理沙を初めて見た時と同じ、綺麗で色っぽくて何も欠点のない完璧な女…。


その魅力に惹かれて俺は理沙に声をかけたんだよな…。


「誠、どうかな?」


「えっ?あっ…大丈夫だよ。来週の木曜日なら」



「そう?よかった。じゃあ、木曜日ね」


理沙はそう言うと、俺を罵倒するどころか、メールするからちゃんと返事返してねと魅惑の微笑みだけを残して去っていった。




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