先輩の第一ボタン
昼休み
昼休みになった。那千に話さないとな・・・。
「あーまーねっ!教えて、教えて!!」
「うん。じゃあ、空き教室行こう!」
私たちは、空き教室に置いてあるイスの腰かけた。
「あのね、コレ青山先輩にもらったんだ・・。」
そう言って、制服の内ポケットに入っているアレをだす。
「何~。コレ・・・。開けていい?」
私がコクンと頷くと、ガサガサと開けだした。
「おぉ~!!ボタンじゃん。」
すると、眉間にシワを寄せた。
朝の事を思い出したんだろう。