先輩の第一ボタン
それから、準備は無事に終わり帰り道。
友達の那千(ナチ)と帰ってる。
「ねぇ、愛音。明日で最後だよ?」
那千が言ってるのは、青山先輩の事だろう。
「うん。分かってる・・・。」
「もうさ、当たって砕けちゃいなよ!」
「砕けたくないよ~」
先輩へ、この思いを伝えられる勇気がない。
卒業だから、告白。
・・・・なんて、簡単には出来ないんだ。
「愛音、次第なんだけどね!全ては。」
私、次第・・・・・・。