漆黒の姫君
「う・・・」
此処はどうやら、ベッドの上のようだ。上を見上げると、天蓋がしてある。
頭の痛みを感じながら、アリスは起き上がろうとした。
が、体が動かない。
「何なの・・・これ・・・」
アリスが目を見開き、驚いていると・・・。
「目が覚めたようだな」
鉄板の様なドアを開け、中に入ってきたのは、白髪の男。
「貴方・・・誰?」
アリスが冷静に聞くと、男は答えた。
「俺?俺は、ソラ」
「ソラ・・・?何のために私を捕まえたのかしら」
「理由は一つ。俺はお前が持っている、〈ハートのトランプ〉が欲しいからだ」
「ハートのトランプ・・・?」
「そ。ハートのトランプ。知らない?」
ソラは、アリスの寝ているベッドまで来ると、アリスの顎を上げた。
「気安く触らないでくれる?」
アリスが冷たく言い放つ。
「あんたが答えないと、俺、あんたに色々出来ちゃうんだよ?」
キモい・・・。何よ。ハートのトランプって・・・。
「答えないの?」
「・・・」
ソラが顔を近づけてきた。
空のような水色の瞳で、ジッと見つめてくる。
「・・・答えないなら」
「!」
ソラは、アリスに顔を近づけると、無理やり唇を重ねてきた。
「――ッ!」
アリスは、ソラを足で押しのけた。
「・・・最悪」
アリスはそう呟いた。
「お前、勇気あるなぁ。俺を蹴飛ばすなんて・・・」
ソラは、手をアリスに向けた。
「俺を怒らせるなんて・・・お前の方が最悪だね」
ソラの手の中心が、青色の光に照らされる。
「コレで落とせない女なんていないんでけどなぁ――」
「何する気・・・?」
アリスは、息を整えながら言った。
「ん?力づくで奪おうと思って」
「!まさか・・・!」
「そ。魔力を使う」
此処はどうやら、ベッドの上のようだ。上を見上げると、天蓋がしてある。
頭の痛みを感じながら、アリスは起き上がろうとした。
が、体が動かない。
「何なの・・・これ・・・」
アリスが目を見開き、驚いていると・・・。
「目が覚めたようだな」
鉄板の様なドアを開け、中に入ってきたのは、白髪の男。
「貴方・・・誰?」
アリスが冷静に聞くと、男は答えた。
「俺?俺は、ソラ」
「ソラ・・・?何のために私を捕まえたのかしら」
「理由は一つ。俺はお前が持っている、〈ハートのトランプ〉が欲しいからだ」
「ハートのトランプ・・・?」
「そ。ハートのトランプ。知らない?」
ソラは、アリスの寝ているベッドまで来ると、アリスの顎を上げた。
「気安く触らないでくれる?」
アリスが冷たく言い放つ。
「あんたが答えないと、俺、あんたに色々出来ちゃうんだよ?」
キモい・・・。何よ。ハートのトランプって・・・。
「答えないの?」
「・・・」
ソラが顔を近づけてきた。
空のような水色の瞳で、ジッと見つめてくる。
「・・・答えないなら」
「!」
ソラは、アリスに顔を近づけると、無理やり唇を重ねてきた。
「――ッ!」
アリスは、ソラを足で押しのけた。
「・・・最悪」
アリスはそう呟いた。
「お前、勇気あるなぁ。俺を蹴飛ばすなんて・・・」
ソラは、手をアリスに向けた。
「俺を怒らせるなんて・・・お前の方が最悪だね」
ソラの手の中心が、青色の光に照らされる。
「コレで落とせない女なんていないんでけどなぁ――」
「何する気・・・?」
アリスは、息を整えながら言った。
「ん?力づくで奪おうと思って」
「!まさか・・・!」
「そ。魔力を使う」