明日天気になぁれ
「じゃあ、えっと...刈野さん、藤沢の隣に座ってくれるかな??」 
 
髪がぼさぼさで、そんでもって、どこにでもいそうな顔をして、  
おまけに、ファッションセンスが限りなくゼロに等しい、 
中学教師には死んでも向いてない、担任が言った。  
 
変な奴...それが彼に対するあたしの評価だった。

だって、なんか...キモいし。



藤沢というのはショートカットの似合う、いかにもスポーツ少女 

といったオーラを漂わせまくっている、綺麗な女の子だった。 
 
ただ、周りの子と戯れるわけでなく、かといって孤独なんでもなく.... 
 
というカンジの子でもあった。 
 
あたしが席に座ったときも、軽く笑って、「よろしく。」 
 
それだけ。 
 
ちょっと ビックリしちゃうぐらい。
 
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