LOVE★SPICE
「ハァハァハァハァ___…。」


まぢ、疲れたし。やっと、教室についた。

走った後だから、心臓は、バクバク…。

それと、友達ができるかという不安。

そんなことを、思いながら 教室のドアに

手を掛けた、その時!

「「「きゃー‼カッコいいね♥」」」


3年生の先輩たちの声が聞こえる、と共に

後ろに人の気配がする。恐る恐る、振り向いて見ると

めちゃめちゃ、カッコいい人が立っていた。

あまりのカッコよさに、じっと、見つめてしまった。

「ねぇ、君。」


「ひゃい‼」

いきなり、しゃべりかけられたので

びっくりして、噛んでしまった。

そしたら、クスッと、カッコいい人が

笑った。と、思えば その人が静かに口を開いた。

「教室に入りたいんだけど…、いいかな?」


「あっ!ごめんなさい(汗)」


「いいよいいよ♪」


その人は、教室に入っていった。




あたしは、ドアの前に 突っ立ったまんまだった。




この時は、まだ 誰も あたしがあいつに

一目惚れするなんて思っていなかった。。。

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