愛されたい、だけなのに~先生、信じてもいいの?~【1】
「圭吾!!ってー…頬赤くない?何かあったの?」
ドキ
「あー…」
「…」
それは、私がさっき叩いてしまったから。
「準備室で寝てたら、ソファーから落ちてさ」
「えー!圭吾バカじゃん」
「こら、先生に対してバカって言うな」
「…」
ソファーから落ちたなんて、嘘。
どうしてそんな嘘をつくのか、私にはわからない。
本当のことを言えばいいのに。
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