意識の融解
しばらく二人くっついて星を眺めていると、まるで肉体の器がなくなったように意識が闇に溶け出すのを感じる。

「ほら、いい感じでしょ?」

マサキに同意を求めたら、返ってきたのは

「・・・スー」

という安らかな寝息。

あら?

精神は夢の世界に旅立ち、とっくに肉体だけになっていたようだ。

ま、いっか。

マサキの幸せそうな寝顔に満足して、私も目を閉じた。





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