友達以上恋人未満。

～潤side9～



オレは昨日の事もあったせいか、いつもより遅い起床。


「はぁー、だりーな。」


朝から溜め息。


学校に行くのがダルくてしかたない。


鈴に会うのだけは避けたい。


…だって、気まずいだろ??


…朝から色々な事を考えていたせいか、もう８時を過ぎていた。


「やべｯ、走れば間に合うだろｯ。」


オレは玄関を急いで飛び出した。


その時――


「ぅわｯ!!」


何だよ、朝からついてねーな。


「イテテｯ、ごめんなさｯ――潤!!」


オレはその声に驚き、顔をあげた。


マジかよ…何で鈴がいんだよ、マジついてねーｯ。


でも…オレは鈴に心配をかけないように、いつものように振る舞った。


鈴は最初は驚いていたが、いつものように振る舞ってくれた。


鈴、気を使わせてごめんな。