友達以上恋人未満。

しばらくすると、私は学校に着いた。


私は校門で深呼吸をして、学校に入る。


教室に入ると、直ぐに由香が飛び付いて来た。


「昨日…学校に来なかったから心配してたんだよ、やっぱあの事が原因??」


私は由香の唐突な質問に少し驚いたけど…


本当のこと言わなきゃね。


「うん、何か潤に合わせる顔がなくて…。」


「そっか…。」


由香は頷きながら、私を励ましてくれた。


「鈴…鈴は悪くないよ、だって仕方がなかった事でしょ。」


「そうだけど…でも潤を傷付けたのは事実だし、それに…。」


「それに??」


「私、後悔してる。」


「え、それって…鈴は潤君が好きだったってこと??」


「へｯ?!違うよｯ、もっと優しく言えば良かったと思っただけだよ。」


「本当にそれだけ??」


「そうだよｯ!!」


私は自分でも驚くぐらい大きい声で言っていた。