友達以上恋人未満。



「失礼します。」


職員室のドアをガラガラッと開けて、中に入る。


すると、先生の待ちくたびれたような顔が目についた。


「三上、遅かったじゃないか…まぁいい、座れ。」


「はい、すいません。」


私は先生の座っているソファの向かい側に座った。


すると、先生は私が座った直後に溜め息をついた。


「はぁー。」


いきなり溜め息ですか!?


「三上、最近遅刻や欠席が多いし、今日なんて居眠りしてたな…このままだと、単位取れないぞ。」


「…すみません、これからは気を付けます。」


「分かったなら良いんだが…」


「失礼しました。」


長い説教のせいで、すっかり日が暮れちゃった。



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