二人の約束
「紗季、幸せに生きてるか?」



何急に言ってるんだろう。でも、私もこういうときあるし、陸を安心させないと。



「毎日凄く幸せだよ。陸と約束したもん。私は陸と一緒にいれて幸せだよ。ありがとう。」



海って凄い。何か素直に全て思ったことを言える。海が無限に広がってるから、心も広くなるような気がする。


「俺も。紗季と一緒にいれて幸せすぎる。正直言うと、病気がわかったときは早く死んだほうがマシだって思ってた。

そんなときにお前と出会って、まだ死にたくないと思った。だから、毎日を幸せに楽しく生きるって誓ったんだ。紗季にも幸せじゃないと意味ないから。だから、紗季は俺と結婚して幸せなのかなって思ってたから。」



陸と私は同じこと考えていたんだ。私はおかしくなった。

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