二人の約束
泣きそうになるじゃん。陸のバカ。



「心配するな。俺は強いんだから。俺がいないからって泣いたりすんなよ?病院に来れば会えるんだし。大丈夫。バッチリ治してやるから。」



私は泣いてしまって上手く喋れない。



「うん。」


頭を強く撫でた。私は陸に元気をもらってばっかりいる。今度は私が陸に安心してもらわないとね。



入院の準備も終わり、今日はバイトが休みだったから病院まで私が送って行く。



陸の仕事先には連絡していた。いろいろ考えている間に病院に到着した。

< 120 / 161 >

この作品をシェア

pagetop