二人の約束
「そう。紗季、後悔してない?陸君と結婚したこと。」



お母さんは確認するかのように私の顔を見て言った。



「してないよ。私は陸が大好きで結婚したんだから。今でも、十分幸せだよ。だから、心配しないでね。私は大丈夫だから。」




私はお母さんの目をしっかりと見て話した。

お母さんは納得したように、頷いた。



「それ聞いて安心したよ。頑張りなさいよ。たまには頼ってね。じゃ、お母さん帰るね。」


「うん。ありがとう。また来てね。」



お母さんの顔見たらちょっと安心した。私は陸と結婚したから今幸せなんだよ。
病気だから後悔したとかそんなの有り得ない。


だって、陸が大好きで結婚したんだから。

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