二人の約束
病室に浅井さんが入って来た。凄く久しぶりだなぁ。



「浅井さん、私です。陸が入院することになったんです。」



「あっ。久しぶりね。紗季ちゃん、心配だろうけど、陸のことは病院に任せて、紗季ちゃんのほうが体調気を付けてね。」




浅井さんは看護婦だし、頼りになる人だから、安心できる。




「なぁ、紗季。」



「ん?どうしたの?」


陸はちょっと寂しそうな顔をした。


「俺の自家とか、紗季の自家にも連絡しといて。仕事場には俺から連絡しとくから。」



「うん。わかった。」


陸の家に電話するの緊張するなぁ~。

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