二人の約束
「俺の部屋はここ。」


結構広いじゃん。
私は荷物を並べたりしていた。



あっという間にもぅ、真っ暗。


「あっ。もうこんな時間か。送るよ。」



家はすぐ近くだった。

「大丈夫だよ。すぐ近くだから。」


「駄目。女の子を一人じゃ、危ない。」



そう言って、歩いて送って貰った。



「ありがとう。送ってくれて。」


「手伝ってくれて、ありがとうな。」



私は帰ろうとして、振り向いた。

< 38 / 161 >

この作品をシェア

pagetop