二人の約束
玄関へ行くと、そこに立っていたのは、陸ではなく、桜井先輩だった。



「先輩、何で。」



先輩は私の髪の毛を見て、すこし驚いてるようだった。



今更何の用だろぅ。



「ちょっとさ、公園で話したいんだけど。」


「話する事はないよ。私は、もぅ高校中退したし、悔いなんて残ってないから。」



そう、冷たく言った。


「お願い。話したいから。今更かもしれないけど…。」



話すだけならいいや。この際だから、はっきり言おう。

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