二人の約束
「癌なんですか?」
真っ直ぐ目を見て話した。浅井さんも、私の目を見て話してくれた。
「うん。残念だけど。」
「治るんですか?陸は死んだりしないですよね。」
私は急に不安になり、興奮気味に言った。
浅井さんは私の手をしっかりと握って話した。
「治るかどうかは、わからないんだよ。治っても再発する人もいるし、完治する人もいるし、悪化する人もいるから。でも、人は寿命があるから生きてる間は笑って生きないと。私はたくさん亡くなる人を看てきたよ。
でも、苦しそうな顔とか悲しそうな顔は見たことないな。きっと、残された人は悲しいと思うけど、逝った人は楽しい思い出があるからだよね。
いつでも相談にのるから、はい。連絡先ね。」
笑顔で紙切れを差し出した。
真っ直ぐ目を見て話した。浅井さんも、私の目を見て話してくれた。
「うん。残念だけど。」
「治るんですか?陸は死んだりしないですよね。」
私は急に不安になり、興奮気味に言った。
浅井さんは私の手をしっかりと握って話した。
「治るかどうかは、わからないんだよ。治っても再発する人もいるし、完治する人もいるし、悪化する人もいるから。でも、人は寿命があるから生きてる間は笑って生きないと。私はたくさん亡くなる人を看てきたよ。
でも、苦しそうな顔とか悲しそうな顔は見たことないな。きっと、残された人は悲しいと思うけど、逝った人は楽しい思い出があるからだよね。
いつでも相談にのるから、はい。連絡先ね。」
笑顔で紙切れを差し出した。