二人の約束
「今更聞くのかよ。」


そう笑って頭を撫でてきた。


「近所に住んでたから、小さい時から一緒に遊んだりしてたんだ。俺、兄弟とかいなかったから、姉的存在って感じかなぁ~。」



「ふぅーんっ。」


私は無愛想に返事をした。


「まぁ、だから気にすんな。」



「浅井さんは、何で看護婦さんになったんだろうね。ナース姿結構カッコ良かった。まぁ、話してみたら良い人だったし、許す。」



「良かった。良かった。」


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