二人の約束
陸の家に着いた。不安そうな私を見て、陸は頭を撫でた。



「大丈夫。絶対結婚しような。」



その言葉は凄く心強くなった。大丈夫だよ。私、きちんと気持ち伝えなきゃ。



陸の目を見ると、笑っている。私を安心させるためだよね。きっと、陸も緊張してるはずなのに。陸は凄いよ。


車から降りて、陸の家へ向かった。



お母さんが出てきた。挨拶しなきゃ。


「おはようございます。」


頭を下げた。


「あら、陸の彼女さんね。初めまして。何も無いですけど上がって下さい。」



笑顔で言うお母さん。ちょっと安心した。陸と似てる。


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