二人の約束
病気の話もきちんとした。最初は心配そうな感じだったけど、陸と私の想いを伝えるとわかってくれた。




結婚反対されなくて良かった。私は両親の話を聞いていると、涙が出てきた。私は遊んでばっかりいた頃は私なんて必要とされていないと思っていたから、私は両親から、凄く愛されていたんだって改めて思うことができた。



「私、陸送ってくるね。」


もう、外は真っ暗だ。今日は特別疲れたなぁ~。陸を送って行かないと。



「お世話になりました。」


陸が深く頭を下げる。お母さんは寂しそうにしている。



「もっといれば良いのに。」


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