俺の愛を、お前に捧げる
「謝ってくれてありがとうございます。私、それを聞けただけで十分なんです。本当にありがとうございました。私、やってから、“取り返しのつかない事をしてしまった”って、絶対私も殺されちゃうって思ってました」

「…」

「でも、霧島君は、殴るどころか謝ってくれました。私すごく嬉しかったんです。」


そう言って微笑む市之瀬に

俺の心臓は

飛び跳ねていた――。



…すげえ馬鹿。

「…また、会って欲しい」

俺の口が勝手に動きそんな事を言っていた。

市之瀬は最初驚いた表情をしていたがすぐにまた微笑み「はい」と答えた。



…こいつ、

すげえ可愛い。


サラサラな金髪。

クリッとした
大きな目。

白い肌。

赤い唇。




…って俺は

何考えてんだ。


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